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TOP教室通信核兵器禁止条約とICAN(2017年12月21日)

2017年12月22日 金曜日 核兵器禁止条約とICAN(2017年12月21日)     ( 教室通信 )

img1今年のノーベル平和賞は、国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」ICANが受賞しました。授賞式では、広島の被爆体験者であるカナダのサーロー節子さんが「核保有国とその傘下にある国(日本も含む)が人類を危機にさらしている」と演説しました。
一方で、核の脅威と恐怖があるからこそ、この70年以上の間、大きな戦争が起きなかったのだ、という“核抑止論”があります。
ぼくはどちらの立場にもある種の真実が含まれていると考えます。ただし“核抑止論”には、さらに強力で高価な兵器を売りたいという軍需産業の強い意志も働いているのですが・・・。この状況について、ぼくなりのたとえ話をしてみましょう。
拳銃を持った男が数人、たがいに向かい合っている姿を想像してください。一人が不安に駆られて自動小銃を取り出します。すると別のだれかが強力なマシンガンを構えます。当然ほかの男たちも次々と強力な武器を持ち出します。この状況になると、さすがにだれもが、自分が先に発砲すれば他から狙い撃ちされて自滅すると思う一方、だれかが偶然発砲するかもしれないとの不安が強くなり、「このままだとヤバい。おまえが武器を捨てればオレも捨てる」と呼びかけますが、相手に対する不信感があるので、だれも武器を捨てるはずがありません。今の世界の状況は、これと似ています。
こんなとき、拳銃のままでいた一人の男が、「オレは銃撃戦の悲惨さをよく知っている。だから、まずオレが捨てよう。」と言い出して拳銃を置きます。この瞬間、他の男たちにとって、この男はもっとも銃撃しにくい相手になるはずですね。この男を攻撃する口実も理由もなくなるからです。そして、この男こそ、一人一人に武器を収めさせ、この危険な状況を回避するキーマンになるはずです。
まさに日本こそが世界中で一番この役割にふさわしい国であるはずです。かんたんではありませんが、人類が核戦争の恐怖から救われる唯一の途であるのではないかと思います。
しかし、現状は・・・、最も強力なマシンガンを持っている男のそばにくっついて、いつでも発砲できるように助手をしている男が日本の姿です。

 

 

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