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2009年07月29日
水曜日
茶色の朝(2007年7月23日) ( 教室通信 )
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この寓話は、10年ほど前にフランスで書かれてベストセラーになり、日本でも3年ほど前に出版されたので、読んだ人もいるかもしれません。
茶色の犬やネコは優秀だ、という科学者たちのキャンペーンが始まって、そのうち茶色以外の犬やネコは処分しなければならないという法律ができました。主人公とその友人も自分の犬やネコを処分しなければなりませんでした。つぎに科学者たちのキャンペーンに対する疑問を書き続けてきた新聞も廃刊になって、「茶色新報」という新聞しか読めなくなりました。人々は、やがて茶色に守られ茶色の中にいる安心感もわるくない、と思うようになりました。
ところが、ある日、友人が“むかし黒い犬を飼っていたことがある”という罪で逮捕されてしまいます。茶色政府は、国中を茶色に染め上げるための法律を次々と作っていきましたが、主人公は「自分にはやることがたくさんあるし、ごたごたには巻き込まれたくないから、おとなしくしていよう」と考えていました。そして、外が茶色一色の朝、とうとう彼の家のドアが叩かれます。
原本は、わずか11ページの短いお話ですが、国と個人の関係、なにが安心でなにが不安なのか、考え続けることの大切さ、などを考えるよい機会かもしれません。
映画「バッファロー’66」の監督ヴィンセント・ギャロが描く日本語版オリジナルのイラストがなかなかすてきでシャレています。
8月15日は終戦記念日です。62年間戦争に巻き込まれなかった国に住んでいるぼくたちが、国とわたしたち一人一人の関係、戦争と平和の関係、なにげない日常があともどりのできない非日常に変わる日のことなどを、夏休みにゆっくりと考えてみてもよいかもしれません。
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電 話 |
048-833-7655
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受付時間
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9:00〜22:00
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定休日・備考 |
特に設けておりません。 |
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住 所 |
〒330-0061 埼玉県さいたま市浦和区常盤3-14-20 |
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交 通 |
JR京浜東北・根岸線北浦和駅 徒歩7分 |
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