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2009年07月29日
水曜日
悪夢の思い出(2007年10月25日) ( 教室通信 )
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「大阪の中学で、中3の体育の授業中、重さ2.7kgの砲丸が男子生徒の後頭部に当たり、頭蓋骨陥没の重傷・・」というニュースを目にしたのが、10月の初めでした。ぼくは、この記事を見たとたん、心臓がズキンと音を立てたような気がしました。体育の授業で砲丸投げ?という驚きと同時に、このところしばらくのあいだ忘れていた悪夢がよみがえってきたからです。
ぼくの母校(常盤中学)の運動場は、当時、埼玉大学の広大なグランドと隣接していていました。中学生たちは、休み時間ともなると、学校のグランドだけでなく、その埼大グランドのフィールドもトラックも自分たちの遊び場として、自由に走り回っていました。
ある日のこと、中3だったぼくがいつものように埼大グランドに行くと、大学の陸上部員が置き忘れたらしい砲丸が1つ落ちていました。雑草が生い茂った中にあったので、あるいは、見つからなかったのかもしれません。
ぼくはそれを拾い上げて、砲丸投げのポーズを取りながら、何度か重さの感触を確かめていました。そして、だれもいない(はずの)前方の草むらに向かって、エイッとばかりに投げたとたん・・・、追いかけっこをしていた中1の男子数人の声がしたかと思うと、ぼくの斜め後ろから飛び出してきました。あっと思うまもなく、砲丸は、そのうちの一人の子のあたまをかすめるようにして飛んでゆきました。ぼくは、凍りついたように声も出せず立ちすくんでいましたが、中1の子たちは、自分たちのずっと前方に砲丸が落ちたので、それほど危なかったとは感じないようすで遊び続けていました。
たまたま、それを目撃していた同級生の、「あぶなかったなあ、でも、ぶつけなくてよかったなあ」という声でハッとわれに返って、「先生に報告しなくちゃ」と言うと、「なんでもなかったんだから、報告しないほうがいいんじゃないの?」と言われました。
ぼくは、その後20年以上の間何度か、中1の子のあたまに砲丸が当たって血を流している悪夢にうなされました。なんとなくやってしまう行動が、どれほど恐ろしい結果を招くかを教えてくれる悪夢でした。
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