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TOP教室通信憲法を読もう(2008年4月24日)

2009年07月30日 木曜日 憲法を読もう(2008年4月24日)     ( 教室通信 )

img1この数年、この時期には憲法について書いています。5月3日の憲法記念日が近いこともありますが、改憲(憲法を変える)への動きがとても早く進んでいるからです。国民投票法がすでに成立していて、早ければ、3年後には、実際に国民投票がありそうです。
 この国民投票法では、18歳以上が投票できるそうなので、現在中学生である人たちも、憲法をしっかりと読んでおいてほしいのです。
 現在の日本国憲法について、変えるか変えないかの前に、まず、基本的なことについて知っておいてほしいと思います。
1.憲法は、ほかの法律とちがって、主権者から、立法(国会)行政(内閣)司法(裁判所)に向かって出される指示命令です。それは、「この国は、この憲法で決めた方針でやっていきます。だから、憲法の方針通りに法律を作り、憲法の考え方にしたがって政治を行い、憲法に従って裁判をしなさい。」という指示命令です。わずか60年ほど前、帝国憲法時代の主権者は天皇でした。でも、現在の主権者は、わたしたち国民なのです。
2.いまの憲法は、第2次大戦後急いで作ったものなので、細かいところではいろいろな欠陥があり、また時代に合わないところがいくつもあります。正しく変えないと、かえって戦争への道につながる、という意見もあります。しかし、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義、という3つの原則については、この60年の間ほとんどゆらぐことなく、多くの国民の意識に根付いています。それを、いま、この時代に憲法を変えようとするのはなぜなのかを一人一人がしっかり考えておく必要があります。
3.国民投票は、有効投票総数の過半数ということなので、仮に、有効投票が40%だったとしたら、国民の20%の賛成で憲法が変わってしまうことになります。
 世の中から、ゆったりとした気持ちや笑顔ややさしさがどんどん少なくなってきているような気がします。憲法をめぐる動きも、こういうことと無関係ではありません。自分と自分たちの子孫のために、大人も子どももしっかりと勉強しておきたいですね。

 

 

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