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2011年05月29日
日曜日
正義って?(2011年5月26日) ( 教室通信 )
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このところ、“正義”ってなんだろう、と考えることが多くなりました。大きな事故や悲惨な事件が続いたからかもしれません。そして、今回の大震災と原発事故・・・。それらの事件・事故の責任者が企業や官庁である場合には、記者会見で深々と頭を下げる幹部たちの姿が見られます。さらに、そこに声高に責任を追及する記者たちがいます。想定が甘かったり(原発はその典型です)、大切なことをうっかり見過ごした結果大きな被害を受けた人たちにとっては、許しがたいことです。そして、その事件・事故の原因を作った人たちは、自分の行動や判断を厳しく問い直さなければならないのは当然です。
本当の原因がどこにあったのか、どこで判断を誤ったのか、防ぐ手段はあったのか、などを冷静に追求することは、今後、同種の事件・事故を防ぐためにとても大切なことです。それでも・・・、ふと考えてしまうのです。こぶしを振り上げ、土下座することを要求し、罵声(ばせい)を浴びせる姿を見ると、人間の悲しさの別の面を見る思いがします。
ビン・ラディンを殺害したアメリカが、「正義は為された」と宣言しました。「正義のための戦い」という言葉も聞かれます。ちょっと違う気がする。いったい正義とはなんだろう。
ここで、アンパンマンの作者やなせたかしさんのことばを借りることにします。
「正義って相手を倒すことじゃないんですよ。アンパンマンもバイキンマンを殺したりしないでしょ。だってバイキンマンはバイキンマンなりの正義を持っているかも知れないから。それに正義って、普通の人が行うものなんです。政治家みたいな偉い人や強い人だけが行うものではない。(中略)怪獣を倒すスーパーヒーローではなく、怪獣との闘いで壊された街を復元しようと立ちあがる普通の人々がヒーローであり、正義なのです。」
そういえば、被災地の子どもたちが目を輝かせ、打ちひしがれていた大人たちの顔に初めて笑みがもどったのは、ラジオから『アンパンマンマーチ』が流れてきたときだということを聞きました。 “正義って?” と問い続けることは、これからの時代を生き抜いていくために、とても大切なことのように思います。
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