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TOP教室通信ターザン(2011年10月25日)

2011年10月27日 木曜日 ターザン(2011年10月25日)     ( 教室通信 )

img1ターザンを知っていますか? この通信にはそぐわないと考えましたが、このところぼくがワクワクしている本の一つです。「ターザン」は、映画やマンガにもなりましたが、エドガー・ライス・バロウズの原作は、たぶんそれらよりもずっとおもしろい。「生きるとは何か」「言語とはなにか」「豊かさとは何か」「極限状況の中の人間」「近代文明とはなにか」などのテーマもずっしりと含んだ、どちらかというと中学生以上の人向けの冒険ファンタジーです。
 この小説に初めて出会ったのは、お隣の家の物置でした。小学生だったぼくは、わが家にはない冒険小説がたくさん積んであるなかから次々と本を引き出して、西日を浴びながら読みふけっていたものです。「ターザン」はその中の一冊で西条八十訳のものでした。
  余談ですが、その当時、地域の子どもたちは、ほとんどの家に出入り自由で、そこのおじさんおばさんたちにかわいがられたり叱られたりしているのが日常の風景でした。
 その後、映画は観たのですが、子どものときのあの原作のワクワク感からは遠いものでした。つい先日、図書館の蔵書を検索しているとき、ふと思い立って探してみると、春野図書館の書庫に一冊だけ「類猿人ターザン」がありました。借りて読んでいるうちに、あのころの感動とはちがうけれど、冒険娯楽小説のおもしろさはそのままに、文明社会や現代人に対する痛烈な風刺が効いていて、新鮮な感動のうちに一気に読み終わりました。
 あらすじは、イギリスの貴族夫妻がアフリカの海岸に漂着し、生まれた子が1歳になったときに類人猿の一族にさらわれ、成人してジャングルの王者になる話です。亡き両親の小屋とは知らずに入り込んで、手探りで英語を身につけていくシーンは圧巻です。また、ジャングルの猛獣たちとの格闘や、文明社会との初めての出会いなど、もっと詳しく書きたいところですが、もう余白がありません。興味のある人は、ぜひ図書館で借りてみてください。そのうち古本でも探して手に入れるつもりでいます。

 

 

すずき学院 学習教室

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