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2012年05月02日
水曜日
戦争への道、平和への道(2012年4月26日) ( 教室通信 )
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ミサイル(人工衛星?)打ち上げに失敗した北朝鮮が、近々核実験を強行するようです。この国は、現在のところ戦闘こそしていませんが、国民の生活よりも軍事優先、指導者の性格と力量が美化され、一見平凡そうに見える周囲の老人たちが軍服を着ることでひきしまった感じを与え、単純明快な集団的統一感がある、という点で、まさに“戦争への道”を突き進んでいます。
“戦争への道”は、若者の失業問題も軍隊で解消されるし、不況も生活苦も外交の失敗も政府の不正も、“官民一体”となって国難を乗り切ることが最優先されることで消えてしまいます。国境の島をめぐる争いも、ていねいな交渉を飛び越して、「なめられてはいけない」「一歩も譲るな」そして「やる前にやれ!」という方向になりがちです。
“戦争への道”は、わかりやすくカッコいいのです。いわば、ごみが散乱した土地の上につくった人工都市か高速道路のようなものかもしれません。しかし、その先には“戦争という地獄”が待っています。その地獄でさえ「いつか終わるし、勝てば天国に変わる」という“希望”に支えられて破滅するまで続いてしまいます。
これに対して“平和への道”は、あたりまえの毎日を過ごすために、次から次に出てくる“ゴミ”を片づけ続けるような“退屈でめんどくさい道”です。しかも、これは終わりのない道でもあります。この道を歩むリーダーはいつも批判されやすく、少しの失敗も許されません。一方、この道を歩く人たちは、いつも不満を抱えやすく、スカッとした気分を求めたくなります。だから、この道は、いつでも“戦争への道”に変わりやすい道でもあります。
“戦争という地獄”を体験している人たちがいるうちは、必死になってこの道を歩き続けようとする力もありますが、その人たちが少なくなると、“戦争への道”のすっきりとしたわかりやすさが歓迎される方向に向かうかもしれません。今の日本は、どちらの道を進み始めているのでしょうか。
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定休日・備考 |
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