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TOP教室通信ヤモリ(2012年7月25日)

2012年07月28日 土曜日 ヤモリ(2012年7月25日)     ( 教室通信 )

img1わが家のリビングにある掃き出し口の大きなガラス戸には、このところ毎晩のように、ヤモリが来ています。おばさんとおじさんは「ヤモくん」と呼んでいて、毎夏の再会をたのしみにしています。小さいのや大きいのが入れ替わり立ち代り現れるけれど、みんな「ヤモくん」です。先日は、掃除のために引き戸を開けたとたん一匹が家の中に入ってしまいましたが、いつのまにか、このスキマだらけの家から脱出したようです。漢字では「守宮」と書きますが、「家を守るもの」とも考えられてきました。
 白い腹をこちらに見せ、手足のそれぞれ5本の指を目いっぱいに広げ、吸盤をピタッとガラスにつけてじっと獲物を狙う姿は、ハンターそのものです。小さな虫が止まると、すこしずつにじり寄っていって目にも止まらぬ速さで首を伸ばして捕らえます。惜しいところで逃げられてしまうことも多く、そんなときには、観客であるおばさんとおじさんも手をたたいて残念がります。あの体を養いすばやい動きを確保するために、いったいどれだけの“エサ”が必要なのでしょう。どうみても充分とは言えません。ときには、大きなヤモくんと小さなヤモくんが同時に現れ、親子かもしれないのに縄張りを争って向かい合うこともあります。
 ヤモくんたちの表情はもちろんわかりませんが、生き抜いていく必死さだけが伝わってきます。そして、いま、目の前にいるヤモくんは、去年の夏、このガラス戸にきたヤモくんの孫くらいなのかもしれません。
ヤモくんの人生ならぬ“ヤモリ生?”(調べてみると6年も生きるのがいるそうですが・・)は、まさにこの(自分の体を保つ)個体維持本能と(自分の子孫を残す)種族維持本能のためだけにあります。必死になってガラス面を駆け回るヤモくんの姿を見ていると、厳粛で崇高な思いにとらわれます。考えてみれば、人間以外の生き物たちのほとんどは、この二つの本能に従って生きています。この2つの本能に従えば、どれほど経済効果があろうと、どれほど便利であろうと、原発は“負の遺産”でしかありません。
“万物の霊長”と豪語し、ラク・トク・ベンリの文明を追い求めたあげく、彼らも巻き込んで地球を住みにくくしている“人間”であることが恥ずかしくなります。

 

 

すずき学院 学習教室

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