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TOP教室通信情けは人のためならず?(2013年8月27日)

2013年08月27日 火曜日 情けは人のためならず?(2013年8月27日)     ( 教室通信 )

img1先日の夕刊に、「友だちに親切にした幼児は、周りにいる別の幼児からふだんの11倍の親切を受ける」という記事が出ていました。これは大阪大学の発達心理学の研究者たちが、保育園の5〜6歳児たちを10か月かけて観察分析した結果だそうです。とくに、“親切な行為”をした直後の10分間に集中して“親切のお返し”を受けていたというのです。
 この記事のテーマが「情けは人のためならずは本当だった」でした。ちなみに、これは「親切にすることはその人のためにならない」と、間違った意味で使われることわざの代表格として有名で、正しくは「人に親切にしておけば、必ずよい報いがある」(広辞苑)という意味ですね。
 ぼくは、この記事を読んで、10数年前、塾OGの若いママたちが幼児たちを連れて集まり、塾の教室で“おしゃべり会”(飲食会?)をしていたころのことを思い出しました。5,6人の幼児たち(2〜5歳)は、ぼくに預けられ、せまい家のなかいっぱいに遊びまわりました。
 ぼくがじっと幼児たちの様子を観察していると、幼児たちは、ほかの子の遊びをちょっと手伝ったり自分のおもちゃを貸したり隣にいる子のゴミを払ったりなどをじつに自然にやっていることに気がつきました。しかも、それは、記事にあるように“見返りを求めて”やっているようにはとても見えませんでした。そのとき、人間は、進化の過程で「だれかのためによい(プラスになる)ことをする性格」(利他性)が備わっているのだなあ、と感じたものでした。“親切のお返し”をしているように見えるのは、親切にされたことで、この“利他性”の本能を呼び覚まされたからだ、とぼくは考えます。
幼児が自然にもっているこの“利他性”は、豊かな人間関係があった時代の社会や地域には、いつも存在するものだったように思います。それが、社会が複雑になるにつれて、このことわざのように、どことなく“見返りを求める”親切や慈善になってきたのかもしれませんね。ときどき「ありがたいと思っていてくれるのかなあ」などと思ってしまう自分の胸に手を当てると、ドキッとすることもあります。
「情けは人のためならず」の“ほんとうの意味”って、なんでしょうね。

 

 

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