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TOP教室通信加減(2010年1月25日)

2010年02月01日 月曜日 加減(2010年1月25日)     ( 教室通信 )

img1気がついている人もいると思いますが、実のところ、ぼくは、加減(足し算引き算)がやや苦手です。大好きだった祖母(明治16年生)は、読み書きさえ不自由なのに、おそろしいくらい暗算が得意で、珠算よりも速く正確でした。いま思い返すと、いわゆる“インド式計算”に近いものだったような気がします。すぐそばにすごい人がいると、モチベーションが下がるもので、小学校時代は図形や文章題は好きなのに、計算問題となるとよくミスをしていました。中学生になって、算数から“数学”になってホッとした記憶があります。ごちゃごちゃした計算が少なくなったからです。しかし、数学のミスといえば、その後もほとんど“加減”がからむものでした。とくに4や6が出てくるとアブナイのです。ここだけの余談ですが、数学得意のおばさんは、数字に“円”がついたとたんに計算がとても遅くなります。
 “加減”といえば、風呂(ふろ)の水加減、湯加減、料理などの味加減、塩加減、火加減、それに茶道で使うお服加減などということばがあります。さらに、薬の調合や手仕事から転じた匙(さじ)加減、手加減など、なんともいえない微妙な人間関係の程度をあらわすものもあります。
 現実の生活の中でも、面積や配分など、どこか理屈っぽくて大きな動きの乗除(かけ算・割り算)とちがって、加減には、むかしの商人の掛け合いのように、足したり引いてみたりしながら、ほどよいあたりの結論を導き出す、というイメージがあります。
 “好い加減”は、常に微妙に変化する条件を的確につかんで判断するための人間の知恵を示していてぼくが好きな言葉のひとつです。“好い加減”を見つけるには多くの経験と深い知恵が必要なはずですが、最近では“不真面目(ふまじめ)”と近い否定的な意味で、“イーカゲン”などと使われることが多いようです。細かい思考の積み重ねを避け、すっきりと一刀両断の結論を求める“マニュアル社会”“思考停止社会”が進んでいるのではないか、と“加減苦手人間”であることを棚に上げて、ひそかに心配しているおじさんです。

 

 

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