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TOP教室通信“すみません”は、なぜ“Thank you."?(2014年

2014年06月28日 土曜日 “すみません”は、なぜ“Thank you."?(2014年     ( 教室通信 )

img1ロスのダニエル君とは、もう2年越しに毎週のようにスカイプをしています。
 彼はQuantitative linguistics(計量言語学)を専門にしようとしているので、最近は、その話題でぼくの方が教わることが多いのですが、ここ数か月は、「古文の読解」(小西甚一著)という高校生向けの本を併せて読み進めていて、なかなかおもしろい質問が出てきます。
 今回は、それとは別に、雑談の中で出てきた「『すみません』って謝罪のことばでしょ?それなのに、どうして感謝するときに言うのですか?」という彼の疑問を取り上げましょう。みなさんならどう答えますか?
 むかしから、だれかになにかをしてもらったときに、「すまない」「もうしわけない」さらには「ごめんね」とさえ言うことがありますね。ダニエルの質問をきっかけに、お礼や感謝をするときに「すみません」とは言えない(あるいは奇妙な)場合について考えてみました。
◎ 「おいしい食事をごちそうになって、すみません。」
◎ 「招待してくださって、すみません。」
◎ 商店主「お買い上げいただいて、すみません。」 
 これらは、どれも相手の意思で喜んでしてくれた行為だから、「ありがとうございます」というべき場合ですね。
 それに対して「すみません」というほうが自然な場合は、
◎ 「散財をおかけしてしまってすみません」
◎ 「ご足労をおかけしてすみません」
などのように、相手に負担をかけてしまった場合に使いますね。
その意味では、どんなときでも「すみません」と言うのは不自然だったり、かえって失礼なこともあります。前の英語の教科書には、レストランでの注文に「すみませ〜ん」と呼びかける話が出ていましたが、これも、店の人に気づかせる“負担”を感じるからなのかもしれませんね。
 この話題は、また別の機会に角度を変えて書いてみることにしましょう。

 

 

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