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TOP教室通信川柳あれこれ(2014年10月25日)

2014年10月25日 土曜日 川柳あれこれ(2014年10月25日)     ( 教室通信 )

img1今回は趣向を変えて、川柳を取り上げます。
 俳句と同じ“五七五”ですが、季語や切れ字にこだわらず、風刺や皮肉、ユーモアなどを込めたものです。作家の田辺聖子さんは、「教科書に載るのが俳句、教科書に載らんのが川柳」と、実に川柳の本質的なところをズバリと表現しています。ここで取り上げた川柳のほとんどは田辺さんの「川柳でんでん太鼓」から引用したものです。
 年を重ねたからこそ身に染みてくる人生の機微に触れる川柳、鮮血がほとばしるように鋭い切れ味の川柳が多くあります。じつは、ぼくが好きなのはそういう句です。
ただ、ここは塾の通信らしく、まずは、お父さんの微妙な感情を表している句を4つほど・・
 ◎ 俺に似よ 俺に似るなと 子を思い (麻生路郎)
 いままで、学生時代の友人を初め、たくさんのお父さんに会ってきましたが、彼らは、この句にハタと膝を打つはずです。「オレは、お前のように弱虫じゃなかったぞ(でも・・ちょっと怠け者だったけれどな・・・)」「お父さんは頑張ってきたんだ。お前だってやれるはずだろう。(お父さんは最後はラクなほうに逃げたけれど、お前は最後まで頑張ってくれ・・)」
 ◎ 父と寝る約束 やはり母と寝る  (村山夕帆)
 幼児のころはよくあることですね。子どもって、怒られても叱られても、お母さんを慕うもののようです。お父さんはこんなに子どもに関心があるというのに・・。
 ◎ 遠足のみやげに父の分は無し (前田雀郎)
 近年は、CMにも川柳にもこんな風潮が強くなってきていますね。困ったものです。
 ◎ 親類の子も大学を落ちてくれ (十四)
 この句を“願望”と解釈したのでは川柳ではなくなります。「えっ、○○ちゃんもダメだったのか、そうか・・・そうなのか」。複雑な親心ですね。
ちょっとユーモラスでちょっと悲しい川柳を二句、追加しましょう。
 ◎ 行末は ハムとなる声 のどかにて (麻生 葭乃)
 ◎ 立ち話 長うて犬も坐り換え (橘高 薫風)
最後に、ぼくの下手な時事川柳を二つばかり・・。
「集団であんたを守るの?安倍総理」  「勲章がノーベル賞を追っかける」

 

 

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