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2015年06月26日
金曜日
考え続けるエネルギー(2015年6月26日) ( 教室通信 )
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現在の安倍政権が誕生する以前に書いた通信に、つぎのような一節がありました。
・・・・結論だけを求める子どもたちの気分とこうした社会の風潮は、「スパッと決めてほしい」「早くスッキリしたい」という点で重なっているような気がします。“考えること”“地道に取り組むこと”“冷静に問い続けること”というエネルギーを失いかけていることの表れでなければよいのですが・・・。
この心配は、日ごとに強くなっています。
世論調査によると、安全保障関連法案や原発再稼働などには、かなり多くの人たちが反対か疑問を感じているなかで、内閣支持率は、まだ50%近くあります。
これはなぜなのでしょうか。
これまでの首相たちは、どちらかといえば、失言を恐れたり野党からの追及をかわしたりするために、あいまいな表現をしたり役人が書いた原稿を棒読みしていました。
それに対し、安倍首相は、「福島原発事故の放射能は完全にコントロールされています。」「わたしが最終的に全責任を取ります」「他国の戦争に巻き込まれることは絶対にありえません。」などと断言します。
これらのことばについて少しでも考えれば、政府の最高責任者の発言としてはあまりにも無責任だということがわかります。この“少しでも考えれば”のエネルギーがなくなってきたとき、「考えるのはメンドーだから、ぐちゃぐちゃ言われるよりもスパッとはっきり言ってくれる方がラク」になります。
“民主主義”も“反戦平和”も、メンドーでも考え続けなければ維持できないもので、失ってからその大切さを感じたのでは間に合いません。ワイマール共和政の面倒くささに飽き飽きしたドイツ国民が、“わかりやすく勇ましく断言する”ヒトラー率いるナチスに全権委任してしまったのは、わずか82年前のことです。
「だが、待てよ」「でもなあ・・」「ひょっとすると・・かも」「このままでいいの?」とみんなが考え続けることで、悲惨な時代への歯止めになるのではないかと考えています。
小・中学生も、数年後には選挙権を持つことになります。
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