今すぐ資料請求

  • はてなブックマークに追加
  • del.icio.us に登録

TOP教室通信「ヒトラーの野望」(2015年12月25日)

2016年01月30日 土曜日 「ヒトラーの野望」(2015年12月25日)     ( 教室通信 )

img1このところ、ナチスについてあらためていろいろ読んでいます。
まずは、時代の先端を走る多くの科学者や哲学者を生み、そのイメージから知的で理性的な人たちであると考えられてきたドイツ民族が、70数年前になぜあのナチスを歓迎し、悲惨なホロコースト(大虐殺)を引き起こしたのか、つぎに、現代の日本の状況が、ナチスが台頭するころのドイツ社会のムードと似ているように思えるからです。
とくに、ヒトラーの演説の映像は衝撃でした。聴衆が静かになるまでゆっくりと待ってから、語り始めます。そして対立勢力の失政を並べ立てるにつれて声の調子が上がり、最後にドイツ民族の誇りの回復とユダヤ人の排除を声高らかに叫んで演説を締めくくります。
第一次世界大戦の敗北で、外国から多くの制約を受け貧困にあえぐドイツ国民は、このナチスを熱狂的に歓迎しました。一方で、ヒトラーは、大衆の支持を得やすい社会福祉を強化する姿勢を示したり、ドイツが求めるのは“世界平和の維持”であるとの演説をしたりしました。当時、アメリカ国内にさえナチズムへの信奉者が少なくなかったと言います。
そして、なによりも、あの近代民主主義の模範のようなワイマール憲法を無力化する授権法(立法権を政府に託す法律)を制定すると、一気に議会制民主主義を否定し、反対勢力を排除していきました。さらに地域も生活様式も信仰も異なるユダヤ人たちを一括して“悪の根源”としました。
これらの手法は、現在の日本の政権と非常に近いものを感じます。“積極的平和主義”を唱えて軍備を拡張し、議会を通さずに重要案件を決定し、さらにメディアを含む反対勢力を封じ込めて、現憲法の理念を大きく変える“自主憲法”の制定を目指しています。
世界では、パリのテロ事件をきっかけに、中東からの難民やイスラム教徒全般をテロを起こす危険があるという偏見が広がってきています。
まさに、“戦争の影”がヒタヒタと迫ってくるのを感じます。
 来年の“申”の意味は、「思ふことをのべまうす義」(大字典)だそうです。 新しい年、日本社会がどちらの曲がり角に立つのか、そして、自分自身がその曲がり角に立ってできることはなにか、しっかりと考えを深めていきたいものです。

 

 

すずき学院 学習教室

電 話

048-833-7655

受付時間

9:00〜22:00

定休日・備考

特に設けておりません。

住 所

〒330-0061

埼玉県さいたま市浦和区常盤3-14-20

交 通

JR京浜東北・根岸線北浦和駅 徒歩7分

ページトップへ