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TOP教室通信母語(2016年1月28日)

2016年01月30日 土曜日 母語(2016年1月28日)     ( 教室通信 )

img1先日、2歳半になる男の子が、両親と母方の祖父母を“従え”て伊那谷(長野)からやってきました。いまのところ大家族の中の一人っ子とあって、まさに“王様”。でも、その大勢の大人たちが直接話しかけ、頻繁にことばのやりとりをするためか、口数はそれほど多くないものの、微妙な言葉のニュアンスを聞き分けている様子におどろきました。
多くのことばを聞いているはずなのに、“ことばの表情”が伝わりにくいという子の多くがTV漬けで育っていることを見聞きしていることもあって、彼がすごい勢いでまさに“母語”を吸収していることがわかりました。
 2年前に行ったニューヨークでも、両親のささやくような(もちろんぼくにはまったく聞き取れない)語りかけに1歳半のPennがうれしそうにうなずいているのを目の当たりにして、“母語”―mother tongue―について考えたことを思い出しました。
 ロサンゼルスのダニエル君とのメール交換では、彼は英語、ぼくは日本語で書くことにしています。それぞれの母語のほうが細かいニュアンスを表現できるし、外国語ではPassive(聴く・読む)のほうがActive(話す・書く)より誤解が少ないからです。
 世界的な英文法の大家であったデンマーク人学者のオットー・イェスペルセンが、英語の自著論文すべてを英語のネイティブのチェックを受けていたというのは有名な話です。
 その意味でも、文科省が現在進めている“英語教育”の2つの柱である4技能(話す・聴く・書く・読む)の強化と小学校低学年からの英語教育導入には大いに疑問を感じます。
 若いときにもっと英語の力をつけておけば、という自分の反省とその後の経験を合わせて考えると、たくさんの英文を読み、浴びるように英語を聴く、この2つができていれば、話す必要が出てきたときはすぐに話せるし、実用的な英文を書けるようになるまでにそれほど時間はかかりません。英語苦手な日本人が多いのは、それが評価の対象になっていて、間違えることが許されないからであることは、これまでも書いてきました。
 そして早期からの英語教育などよりも、できるだけ多くの本に親しみ、様々な人の話を聞き、大人の日本人として十分な母語(日本語)力を身につけておくことが、社会人としても、将来国際人として活躍するためにも大切なのではないかと、ぼくは考えています。

 

 

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