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2010年04月25日
日曜日
あるものは使う?(2010年4月24日) ( 教室通信 )
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浦和駅の地下通路付近で人を待っていたときのことです。エレベーターのところで2人の中年女性が話している声が耳に入りました。
「あら、エレベーターがあるのならこれで行きましょうよ。」「でも、階段を上ればすぐなのだから・・・」「あるものは使うのが当たり前でしょ」
2人がエレベーターでプラットホームに上がっていったあと、ぼくは考え込んでしまいました。その少し前にも、健康そうに見える高校生の男の子たちが、広い階段がそばにあるにもかかわらず、エスカレーターのベルトにもたれかかるようにして上がっているのを目にしたばかりだったからです。彼らも、さきほどの中年女性たちと同じように、「エスカレーターがあるのだから・・」と考えていたのかもしれません。そういえば、教室のエアコンの温度設定を、夏は凍えるほど寒く、冬は汗をかくほど暑くなるようにしてしまう高校の話を聞いたことがあります。これも「あるものは使う」ことなのでしょうか。
そうかと思えば、黒板もよく見えないのに持っているメガネをかけない生徒や、ライトが点くはずなのに自転車の無灯火運転をする人がいます。「あるものは使う」「あるのに使わない」という、この一見相反する2つの現象の共通点は、“ラク・トク・ベンリ”でしょうか。
一方、便利なパソコンを使わずに手書きで原稿を書く人、パッと調べられる電子辞書ではなく紙辞書を引く人、電子レンジなどを使わずにガスの炎で調理をする人などは、決して“へそ曲がり”で使わないのでなく、それぞれの理由をもっています。
「あるものは使う」という習慣がなにかを失うことにつながることもあります。人間の五感(視聴嗅味触)も筋力も考える力も、使わないことでどんどん衰えていきます。
核兵器などの大量殺戮兵器や軍隊などを「あるものは使おう」ということになりませんように。5月3日の憲法記念日を前にして、深く考えてみたいものです。
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048-833-7655
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受付時間
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9:00〜22:00
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定休日・備考 |
特に設けておりません。 |
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住 所 |
〒330-0061 埼玉県さいたま市浦和区常盤3-14-20 |
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交 通 |
JR京浜東北・根岸線北浦和駅 徒歩7分 |
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